入れ歯で噛めない原因の一つは、噛み合わせにあります。
噛みやすい噛み合わせの位置は、患者さまごとに存在します。しかしその位置からズレた入れ歯を作ってしまうと、うまく噛めなくなってしまうのです。噛める入れ歯を作るには、噛み合わせの位置を正確に把握し、それを入れ歯に反映させることが不可欠です。
当院の院長は、日本顎咬合学会認定「咬み合わせ認定医」の資格を持つ、噛み合わせ治療のプロフェッショナル。噛み合わせの治療は院長の得意分野です。患者さまがしっかり噛める噛み合わせの位置を探し出し、その位置に合わせた入れ歯をお作りできます。
院長の経験は30年(※)を越え、これまでに2,000症例以上(※)の入れ歯治療実績を積み上げてまいりました。言わば入れ歯のエキスパートです。
院長は、入れ歯治療の分野で著名な中川 英雄先生(ミラクルデンチャー研究会会長)から直接指導を受け、技術を習得しました。
2007年に東北地方で初めてミラクルデンチャーの治療をスタートし、ミラクルデンチャーにおける経験は15年以上(※)もあります。
また、「FGメンバー」の資格も保有しています。FGメンバーとは、種類の多いミラクルデンチャーの、すべての種類を扱える歯科医師のこと。こうした資格を持っている院長ですから、どのようなお口の状況であっても対応が可能です。
※2024年現在
「噛む力」を測定
「舌の力」を測定
前述の通り、入れ歯でうまく物を噛めない原因の多くは、噛み合わせの位置が合っていないことにあります。
最も物を噛みやすいのは、天然の歯があった頃の噛み合わせの位置です。これを入れ歯で再現するには高度な技術が必要で、日常生活の中で生じるお口の動きを正確に把握しなければなりません。
それには、食べ物を噛むとき・飲み込むときに歯が噛み合う位置を調べたり、以下の部位の動きを確認することが重要です。
私どもの入れ歯治療では、歯の「噛む力」や「舌の力」を調べる機器を導入してそれぞれの機能を測定し、結果をコンピュータで分析。その情報を元に治療を進めます。
コンピュータで分析
分析によって口腔機能(お口の機能)の低下が判明した場合は、「筋トレ」のようにお口の機能を鍛える練習が必要です。そうしたケースでは、簡単にできる舌の運動トレーニングを指導します。当院ではこれらの治療や指導を通し、患者さまに天然の歯があった頃の噛み合わせの位置を再現しています。
痛くない・外れない・噛める、私どもが目指しているのはそんな入れ歯です。噛み合わせの分析と精密な型どりをきちんと行うことで、お口にフィットする噛みやすい入れ歯をお作りします。
入れ歯が合わないもう一つの大きな原因は、入れ歯と歯ぐきの間にある隙間です。
入れ歯は吸盤と同じ仕組みで歯ぐきにくっつきます。隙間があると吸盤はくっつきませんが、それと同じで、入れ歯も隙間があるとくっつかず、ガタついたり外れたりします。この隙間ができないようにするには、精密な型どりが重要です。
当院では、型どり用の道具「個人トレー」を、症例に応じてお作りしています。トレーは型どり材を乗せる枠のこと。そして個人トレーとは、お一人おひとりの患者さまのお口に合わせてオーダーメイドで作製するトレーです。個人トレーを使ってお口の型をとると、既製品のトレーを使った場合に比べて、より精密な型がとれるのです。
型どり材には、シリコン製など複数の材料を使用。お口の状況に合わせて各種の材料を併用、あるいは使い分けます。こうすることでさらに型どりの精度を高め、ぴったりと隙間なくお口にフィットする入れ歯の完成を目指しています。
噛み合わせの分析や精密な型どりには、どうしても手間と時間が必要です。私どもがこれらの工程にこだわっているのは、入れ歯の噛みやすさや外れにくさなどの面で、患者さまに喜んでいただきたいという思いがあってこそなのです。
入れ歯や歯の詰め物・被せ物は、歯科技工士と呼ばれる専門家が、歯科技工所で作製します。技工所にはそれぞれ得意分野があり、入れ歯作りが得意なところもあれば、詰め物・被せ物作りが得意なところもあります。
技工所の得意分野と技術力によって、入れ歯の仕上がりは大きく左右されるもの。したがって、入れ歯を作製するなら、入れ歯を得意とする歯科技工所に依頼したほうが良いと言えます。
当院では、入れ歯の作製が得意で実績も豊富にある歯科技工所に依頼し、ご満足いただける品質の入れ歯をお作りしたいと考えています。提携している歯科技工所は、素晴らしいテクニックを持つ歯科技工士が在籍しているところや、さまざまな種類の入れ歯作りが得意で難しい設計にも幅広く対応できるところなど、いずれも技術力が認められている技工所ばかりです。
技術力と品質にこだわって歯科技工所を厳選するのは、良い入れ歯を患者さまにお届けしたいという私どもの思いの表れです。歯科技工士は、歯科医師と並ぶもう一人の入れ歯の専門家。信頼できる技術を持つ技工所・技工士と提携し、患者さまのお口に快適にフィットする入れ歯作りを追求しています。
そのこだわりのひとつが、入れ歯の作業時間です。歯科技工士が保険の入れ歯にかける時間は、一般的に5時間程度。ミラクルデンチャーをはじめとする自費の場合は150時間にも及びます。保険の入れ歯の30倍も手間暇をかけ、入れ歯の完成度を高めているのです。
神は細部に宿る…この言葉の通り、私どもは手間を惜しむことなくこだわり抜いています。
ミラクルデンチャーは、国内に1か所しかない専門の歯科技工所「ミラクルラボ」でのみ作製できる、特別な入れ歯です。
当院は、この技工所に入れ歯の作製を依頼。特殊な作製技術を持つ技工所にて設計書を作り、歯科医師と歯科技工士が相談を重ねながら、しっかり噛めて外れにくい入れ歯作りに取り組んでいます。
私どもは、予防歯科に力を注いでいる歯科医院です。残っている歯を大切にしていただきたいと考え、入れ歯を作製した後のアフターフォローに力を入れています。
治療後のお口のメインテナンスを行うのは、歯科衛生士です。
入れ歯や噛み合わせに問題がないか確認するのはもちろん、虫歯・歯周病の予防ケアも実施します。こうしたチェックやケアを通し、治療が終わった方のお口に再びトラブルが生じないよう努めています。
定期メインテナンスの際には、現在のお口の状態を細かく記載した資料を作成。そして、それを元にご自宅でどんなケアを行ったら良いのかなどのご説明やアドバイスを行います。
当院の歯科衛生士は、経験10年以上(※)のスタッフなど、経験が豊富でしっかりと技術を磨いている者ばかりです。お一人おひとりの患者さまのお口の状態に合わせたケアなら、是非私どもにお任せください。
大切な入れ歯を清潔に保ち、長持ちさせるために、入れ歯の機械洗浄や抗菌コーティング加工を行っています。
入れ歯をコーティングすると、汚れがつきにくくなり、清潔を保ちやすくなります。歯石がつきやすい方や「臭いが気になる」とお考えの方には、特におすすめです。
コーティング加工を施せば、入れ歯洗浄剤による日常的なお手入れは不要となり、「入れ歯ブラシ」で洗浄するだけで問題ありません。コーティングの効果は3か月ほど持続しますので、私どもでは、3か月ごとのメインテナンスのたびにコーティング加工を行うことを推奨しています。入れ歯の洗浄は500円(税込)、抗菌コーティングは1,000円(税込)でご提供しています。
※2024年現在
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ─ |
午後 | ○ | ▲ | ○ | ○ | ▲ | ○ | ─ |
午前:9:00~13:00
午後:14:30~18:00
▲:14:30~20:00
休診日:日曜・祝日